[更新]連載小説「空六六六」第四章魔王ノ語リ 米軍基地ではくつろげない掲載先まとめ
こんにちは、浮草堂です。
本日はひな祭り! そして「空六六六」主人公、七竈納の誕生日でもあります。
ふふ……、流し雛、ヒトガタ……(におわせをしています)。
と、言いつつ今月号の更新では、出番が少ない納君です。
少ない出番でこんだけ阿鼻叫喚を作れるってスゴいな、まったく暴力を振るっていないのにな。
ほとんどは米軍基地でのお話。基地ではツンケンしているジョーイ・ラスボーン中尉殿です。
「空六六六」
異常正義漢の少年と、最上級悪魔【鉄の女王】メフィスト・フェレス。
刀と銃で紡がれる、現代成長ファンタジー。
傷つき迷い間違えて、殺して走って恋をして、友だち作って世界を護る。
大人を目指す物語。
ミッドナイトノベルズ(こちらのみR18・なろうグループの規約の関係故ですので、pixivと内容は変わりません)
pixiv
新兵が見回す。
「本が多いですね」
本棚を持つ習慣はない。床にタワーを作っている。
「どこでも手に入る娯楽だからな。派遣先で食に事欠いているガキの集団を見つける。家から本を持ってきてくれ、チョコレートと交換しようと持ちかける。集まった大量の聖書を捨てる。残った1冊を手に取る。これでどこでも手に入る」
新兵はタワーの一番上を見つめる。
「この本は?」
日本語が読めないらしい。
「ガルシア・マルケス。「百年の孤独」だ」
新品の「百年の孤独」を手に取る。本屋の袋にしまう。
「噂は本当だったのですね」
「「ビブリオ・マニアのツンケン野郎か?」
マニアの方は該当しない。「戦死」の度に蔵書は捨てる。だから本棚は持たない。
あわてて精神的距離を思い出した様子。
「いえ!「中尉殿はシャワー以外でジャケットを脱がない」です!」
こいつが標的になる理由がわかる。よく言えば純朴。率直に言えば不器用。
「私も人間だ。暑ければ脱ぐ」
流石にストレートに言う。
「私は休日だ。もう出かける」
「失礼しました!」
敬礼。退室しようとする。
「どちらへお出かけですか?」
話し相手に飢えている。解した上で流し目で睨む。
「私のプライベートが気になるのか?」
貴様と親しくなる気はない。(本文抜粋)
同人誌版の読者様より、ジョーイと納のコンビに「かわいい」をいただきましてねえ! 自慢させていただきますね!
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次回更新は4月7日(金)! 第四章完結です! よろしくです! See you!
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