連載小説「空六六六」出逢ノ語リ完結!

 みんなー! やったよー! 出逢ノ語リ完結だよー!
 首!? 勿論治ってないよ!
「大人たちがお酒をのむ話」
 
 最初はもう覚えてないんだって。
 お母さんが家にいたころ、救急車で病院に運ばれて、酸素マスクをつけられていたことは何度もあって、自殺未遂だってなんとなくわかったらしい。小学一年生の頃に、夜中にお母さんがいなくなって、お父さんと警察が探しに行ったのがはっきり覚えてる最初。一晩中ずっと一人で玄関で待ってたらしい。明け方になって、お父さんだけ帰ってきて、そして言った。「お母さんはな、「今からあなたは死になさい」って声が聞こえて行ってしもうたんや。今は病院にいる」
 七竈ちゃんは当たり前みたいに言ってたけど、僕は正直腹が立ったよ。不安でいっぱいで過ごした小さい子に、なんでそんな真実を伝えてしまうのかって。そしてしばらくしてお母さんは病院へ行って、二度と戻ってこなかった。
 一度だけ、「お母さんに会いたい」って帰ってきたお父さんに言ったんだけど、怒鳴られたって。「飯の支度もできてないわ、部屋は散らかってるわ、息子は泣いとるわ、それでも家か!」って。その時七竈ちゃんはいくつ? って聞いたらたぶん小学二年生くらいかなって。そのあたりから、お父さんに自殺未遂の癖がついたんだって。最初はトイレで、ベルトで首を吊ろうとしてて、止めた後、七竈ちゃんは家中のベルトを隠して回って。それからは、包丁で自殺しようとしたから、包丁を隠して。まあ、それだから料理は七竈ちゃんしかできなくなって、それも誰も教えてくれる訳じゃないからチャーハンしか作れないままで。
 お父さんの自殺未遂癖はどんどん酷くなって、べろんべろんに酔っぱらって七竈ちゃんに罪にならないように遺書を書くから殺してくれって言ったことも何度もあったんだってさ。だけど、成長するにつれて、お父さんはそんなに死ぬつもりが無いことがわかり始めた。本気で命が危なくなると、救急車を呼べって自分で言うから。
 でも、その頃には「死んでやる」の言葉は七竈ちゃんに根っこをしっかりはってしまっていた。なんで死のうとするのかわからない両親は、彼にとって守るべき存在。だから彼は一所懸命心を強くした。
 抱っこして、頭なでて、おやつちょうだい、これ嫌いだから食べたくない、遊びに連れてって、ほめて、叱って、一緒に寝て、お友だちをおうちに連れてきたい、一緒にあそんで、ごほん読んで、優しくして、甘やかして。
 そういうのを、全部我慢するから。
 死なないで。(
本文より)

 あっはっは書いててシンクロし過ぎてスマホ握りしめて号泣する気持ち悪い人になっちゃった。
 次章「修行ノ語リ」も頑張りますんで、ご覧下さったら是非WEB拍手をポチっとお願いします!
 ってか首が治ったらブログだって再開しますぜ!
 あ、後、ぴくしぶで別設定の空六六も書いてますんでよろしくです! エロだけど!
https://pixiv.me/ukikusado-926

WEB拍手ありがとうございました!

 3月4日 19時
 3月5日 11時
 3月10日 6時

 ブログ拍手ありがとうございました!
 3月9日 21時にパチパチ下さった方ログが流れてしまいましたが(すみません)パチパチ下さった皆様

 皆様の拍手で今週も更新できた浮草堂でした。
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浮草堂美奈

Author:浮草堂美奈
小説書きが何か日々喋ってます
サイト キクムラサキ式
サイトに小説掲載中。
同人誌即売会にも、ダークファンタジー小説を引っ提げ出没します。

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