8月に読んだ本メモ
今日は9月22日ですね。
細かいことガタガタ言ってんじゃねえや! 浮草堂です。
毎度おなじみ読んだ本メモです。
やっぱり漫画と同人誌は入れていません。
いつも通り、感想とアマゾンへのリンクを貼っています。
気になる本がありましたら、地元書店でもネット書店でも図書館でも
とにかく軽率に読むんだ!
はい、そういう訳でいきまーす。
業物語 (西尾維新)講談社BOX
吸血鬼スーサイドマスターが……かわいい。奴隷のイケメンに怒られっぱなしじゃないかかわいい。
火憐ちゃんの山に対するなめ方ははんぱないな、面白かった。
羽川翼、超人間らしくなったね!
失われた時を求めて(8)――ソドムとゴモラI (プルースト 吉川一義訳)岩波文庫
図書館で借りて。ホモォ……ホモォ……。おじさま貴族×庶民青年ホモォ……。耽美……。祖母の死と、祖母に成り代わる母の描画が素晴らしい。ショパンの師事を受けた老貴婦人を擁護するシーンも印象に残った。相変わらずほぼ妄想で嫉妬する語り手。
現代詩人探偵 (紅玉いづき)ミステリ・フロンティア
詩を書かないと生きていけないのが詩人なのだ。と、同時に詩の為に死ぬのが詩人なのだ。そして、詩の為に生きるのが詩人なのだ。
撫物語 (西尾維新)講談社BOX
可愛いだけだった少女が、漫画家になりたい、とはっきり自分を持った後の物語。過去の自分と向き合って、(物理で)戦っていく姿は胸アツでした。後、育登場がとても嬉しかった。
伊達政宗〈6〉 (山岡荘八)光文社時代小説文庫
完結! 面白かった! あれだけカマセっぽかった政宗が、将軍家の保護者となり、人を導いていくとは! そして秀忠家光親子がかわいい。気がちっちゃい親父と度胸ありすぎる息子。
新装版 とらんぷ譚 (1) 幻想博物館 (中井英夫)講談社文庫
耽美……耽美……! 狂った世界の中にある美! 漂うBLの香りも素晴らしい! 八十を過ぎた男性が化粧して二五くらいの女になるとか! と、思っていたら背筋がゾッとする恐怖に襲われる。
ふたりの証拠 (アゴタ・クリストフ 堀茂樹訳)ハヤカワepi文庫
今作では「美しいもの」が描かれている。リュカの息子への純粋な愛であり、息子からリュカへの悲しい愛である。感情を全て切り取った文体から、地の繋がらない親子の姿が哀切を持って浮かぶ。
第三の嘘 (アゴタ・クリストフ 堀茂樹訳)ハヤカワepi文庫
どこまでが嘘でどこまでが真実か、わからない喜びを得て読了。双子の凄惨な物語は、我々に恍惚たる読後感を呼ぶ。ハンガリーのちいさなまちと、K市の物語三部作読了。知人曰く、「人生でいかに早く悪童日記を読むかで人生が決まる」
弾正の蜘蛛 (雨木秀介)新時代小説文庫
松永弾正といういわゆる悪役を描いた小説。きちっと悪役していて良かった。ファンタジー風でだが、あくまで風であることを守った歴史小説。
失われた時を求めて(9) ソドムとゴモラ II (プルースト 吉川一義訳)岩波文庫
図書館で借りて。全国の腐女子よ、このソドムとゴモラ編は読んでおけ! おっさんが美青年に、強迫や甘言を弄するホモが堪能できるから! しかもおっさんが受くさいから! しかもおっさんはこじらせ嗜虐趣味も被虐趣味も持ってるから!!!
芸術家が愛したスイーツ(山本ゆり子)ブロンズ新社
芸術家の人生が、お菓子と料理を交えて優しく語られる。そして写真が綺麗! 読んでてとても癒された……。
さくら荘のペットな彼女 (鴨志田 一)電撃文庫
ゆるい熱さの無い日常ものかと思ったら違った。必死になって本気になって命だって賭けちゃって、そういう生き方はやっぱりそうして生きるしかない生き物なんだなあ。
罪と罰〈上〉 (ドストエフスキー 工藤精一郎訳)新潮文庫
ドストエフスキー名物美青年を存分に堪能した! 老婆を殺害した美青年が狂乱するだけでここまで引っ張るとは! 流石!
妖怪変化 京極堂トリビュート(西尾維新 あさのあつこ 諸星大二郎他)講談社
様々な表現者が描く百鬼夜行シリーズ、「ほう、こんな描き方もあるのか」と感心している内に、背筋がゾッ。唯一ほのぼのしたのは松笛あけみさんの作品。エノさんが美しくも面白い。
えっと、オイラ気が弱いから、続きものは1巻もリンク貼っとくね!
今回もハズレなし! 楽しかった!
WEB拍手ありがとうございました!
9月22日 11時
にパチパチ下さった方
ブログ拍手ありがとうございました!
9月21日 20時 21時にお三方 23時
9月22日 9時
細かいことガタガタ言ってんじゃねえや! 浮草堂です。
毎度おなじみ読んだ本メモです。
やっぱり漫画と同人誌は入れていません。
いつも通り、感想とアマゾンへのリンクを貼っています。
気になる本がありましたら、地元書店でもネット書店でも図書館でも
とにかく軽率に読むんだ!
はい、そういう訳でいきまーす。
業物語 (西尾維新)講談社BOX
吸血鬼スーサイドマスターが……かわいい。奴隷のイケメンに怒られっぱなしじゃないかかわいい。
火憐ちゃんの山に対するなめ方ははんぱないな、面白かった。
羽川翼、超人間らしくなったね!
失われた時を求めて(8)――ソドムとゴモラI (プルースト 吉川一義訳)岩波文庫
図書館で借りて。ホモォ……ホモォ……。おじさま貴族×庶民青年ホモォ……。耽美……。祖母の死と、祖母に成り代わる母の描画が素晴らしい。ショパンの師事を受けた老貴婦人を擁護するシーンも印象に残った。相変わらずほぼ妄想で嫉妬する語り手。
現代詩人探偵 (紅玉いづき)ミステリ・フロンティア
詩を書かないと生きていけないのが詩人なのだ。と、同時に詩の為に死ぬのが詩人なのだ。そして、詩の為に生きるのが詩人なのだ。
撫物語 (西尾維新)講談社BOX
可愛いだけだった少女が、漫画家になりたい、とはっきり自分を持った後の物語。過去の自分と向き合って、(物理で)戦っていく姿は胸アツでした。後、育登場がとても嬉しかった。
伊達政宗〈6〉 (山岡荘八)光文社時代小説文庫
完結! 面白かった! あれだけカマセっぽかった政宗が、将軍家の保護者となり、人を導いていくとは! そして秀忠家光親子がかわいい。気がちっちゃい親父と度胸ありすぎる息子。
新装版 とらんぷ譚 (1) 幻想博物館 (中井英夫)講談社文庫
耽美……耽美……! 狂った世界の中にある美! 漂うBLの香りも素晴らしい! 八十を過ぎた男性が化粧して二五くらいの女になるとか! と、思っていたら背筋がゾッとする恐怖に襲われる。
ふたりの証拠 (アゴタ・クリストフ 堀茂樹訳)ハヤカワepi文庫
今作では「美しいもの」が描かれている。リュカの息子への純粋な愛であり、息子からリュカへの悲しい愛である。感情を全て切り取った文体から、地の繋がらない親子の姿が哀切を持って浮かぶ。
第三の嘘 (アゴタ・クリストフ 堀茂樹訳)ハヤカワepi文庫
どこまでが嘘でどこまでが真実か、わからない喜びを得て読了。双子の凄惨な物語は、我々に恍惚たる読後感を呼ぶ。ハンガリーのちいさなまちと、K市の物語三部作読了。知人曰く、「人生でいかに早く悪童日記を読むかで人生が決まる」
弾正の蜘蛛 (雨木秀介)新時代小説文庫
松永弾正といういわゆる悪役を描いた小説。きちっと悪役していて良かった。ファンタジー風でだが、あくまで風であることを守った歴史小説。
失われた時を求めて(9) ソドムとゴモラ II (プルースト 吉川一義訳)岩波文庫
図書館で借りて。全国の腐女子よ、このソドムとゴモラ編は読んでおけ! おっさんが美青年に、強迫や甘言を弄するホモが堪能できるから! しかもおっさんが受くさいから! しかもおっさんはこじらせ嗜虐趣味も被虐趣味も持ってるから!!!
芸術家が愛したスイーツ(山本ゆり子)ブロンズ新社
芸術家の人生が、お菓子と料理を交えて優しく語られる。そして写真が綺麗! 読んでてとても癒された……。
さくら荘のペットな彼女 (鴨志田 一)電撃文庫
ゆるい熱さの無い日常ものかと思ったら違った。必死になって本気になって命だって賭けちゃって、そういう生き方はやっぱりそうして生きるしかない生き物なんだなあ。
罪と罰〈上〉 (ドストエフスキー 工藤精一郎訳)新潮文庫
ドストエフスキー名物美青年を存分に堪能した! 老婆を殺害した美青年が狂乱するだけでここまで引っ張るとは! 流石!
妖怪変化 京極堂トリビュート(西尾維新 あさのあつこ 諸星大二郎他)講談社
様々な表現者が描く百鬼夜行シリーズ、「ほう、こんな描き方もあるのか」と感心している内に、背筋がゾッ。唯一ほのぼのしたのは松笛あけみさんの作品。エノさんが美しくも面白い。
えっと、オイラ気が弱いから、続きものは1巻もリンク貼っとくね!
今回もハズレなし! 楽しかった!
WEB拍手ありがとうございました!
9月22日 11時
にパチパチ下さった方
ブログ拍手ありがとうございました!
9月21日 20時 21時にお三方 23時
9月22日 9時
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