サイト改装! 空六六六連載再開!
( ゚д゚)
あまりにもスムーズにサイトをアップロードできて呆然としている美奈ちゃんです。
いや、だって、今まで毎回初回アップロードでつまづいて! 2時間くらい! それが今回40分で!
( ゚д゚)
え、えー、そんなわけで、空六六六以外のページが工事中ですが、サイトを改装しました。
工事中ページはぼちぼち作成していきますのでちょっと待っててくださいね。
待っててくださいね! ホント待っててくださいね!!!
そしてこちらは、お待たせしました。
空六六六連載再開です!
今までと仕様が変わりまして、メニューページから各章の冒頭へ飛び、そこからスクロールしてご覧いただく形式となりました。
……今っぽい!!!
空六六六、今後は月刊連載となります。
吾輩の辞書にエタるの文字はない。
と、いうわけで、完結までお付き合いをお願いします。同人誌版の方が早く続きが読めますが、たいていのことはお金で解決できますのでよろしくお願いいたします。
さて、空六六六。「水無月」第一話。
舞台は京都。怪物少年、剣術修行。知らぬは人の恋心。
堀川通に向かう道は狭く、細長い民家がぎっしり寄せ合っている。
「おお、篝火(かがりび)君」
晴明神社の手前で呼び止められる。
「おはよう。なんやおっちゃん」
「今、あんたん家(ち)行くとこやったんや」
坊主頭の神主は汗を拭う。体型もだるまそっくりなので、しょっちゅう僧侶と間違われている。
「陽炎(かげろう)君、おるか」
「兄貴やったらまだ寝てるで」
「そうか……いや……せやなあ……」
きょろきょろとあたりを見回す。珍しくせわしない。
「また、誰かおったんか」
「ああ。うん。せやねん。せやねんけどな。ちょっと来てもろてええか」
「俺が?」
「うん。見間違いや……思うんやけどな」
晴明神社の敷地には、誰でも入れる場所にベンチがある。
昼間は観光客の休憩場所だが、夜でも使える。
使うのは、酔っ払いと、反抗期と、そしてまれに、何かから逃げてきた人。
それはこの神主が近所の親戚であるという理由で、知っている。
だが、それの確認に来てくれなどと言われるのは初めてだ。
前に偶然発見したことはあったが。
「かがり火」
その発見した少女の声がリフレインする。
ベンチで体を小さく丸めて、くうくう寝息を立てていた。
短くて癖のある黒髪。反対に長くてすんなり伸びた睫毛。白いシャツにサスペンダーで吊った黒い半ズボン。すりきれた子供用フォーマルの下から長い足が伸びていた。足首まではうっすらベージュがかっているのに、そこから下はきゅうと白い足袋で絞ったような足。桜色の爪だけが鮮やかな花。
(本文より)
切ない6月の物語、しめやかに鮮やかに開幕です!
ログが流れてしまいましたが(すみません)ブログ拍手ありがとうございました!
皆様の拍手で、連載再開できました! アリガトオオオオオ!
あまりにもスムーズにサイトをアップロードできて呆然としている美奈ちゃんです。
いや、だって、今まで毎回初回アップロードでつまづいて! 2時間くらい! それが今回40分で!
( ゚д゚)
え、えー、そんなわけで、空六六六以外のページが工事中ですが、サイトを改装しました。
工事中ページはぼちぼち作成していきますのでちょっと待っててくださいね。
待っててくださいね! ホント待っててくださいね!!!
そしてこちらは、お待たせしました。
空六六六連載再開です!
今までと仕様が変わりまして、メニューページから各章の冒頭へ飛び、そこからスクロールしてご覧いただく形式となりました。
……今っぽい!!!
空六六六、今後は月刊連載となります。
吾輩の辞書にエタるの文字はない。
と、いうわけで、完結までお付き合いをお願いします。同人誌版の方が早く続きが読めますが、たいていのことはお金で解決できますのでよろしくお願いいたします。
さて、空六六六。「水無月」第一話。
舞台は京都。怪物少年、剣術修行。知らぬは人の恋心。
堀川通に向かう道は狭く、細長い民家がぎっしり寄せ合っている。
「おお、篝火(かがりび)君」
晴明神社の手前で呼び止められる。
「おはよう。なんやおっちゃん」
「今、あんたん家(ち)行くとこやったんや」
坊主頭の神主は汗を拭う。体型もだるまそっくりなので、しょっちゅう僧侶と間違われている。
「陽炎(かげろう)君、おるか」
「兄貴やったらまだ寝てるで」
「そうか……いや……せやなあ……」
きょろきょろとあたりを見回す。珍しくせわしない。
「また、誰かおったんか」
「ああ。うん。せやねん。せやねんけどな。ちょっと来てもろてええか」
「俺が?」
「うん。見間違いや……思うんやけどな」
晴明神社の敷地には、誰でも入れる場所にベンチがある。
昼間は観光客の休憩場所だが、夜でも使える。
使うのは、酔っ払いと、反抗期と、そしてまれに、何かから逃げてきた人。
それはこの神主が近所の親戚であるという理由で、知っている。
だが、それの確認に来てくれなどと言われるのは初めてだ。
前に偶然発見したことはあったが。
「かがり火」
その発見した少女の声がリフレインする。
ベンチで体を小さく丸めて、くうくう寝息を立てていた。
短くて癖のある黒髪。反対に長くてすんなり伸びた睫毛。白いシャツにサスペンダーで吊った黒い半ズボン。すりきれた子供用フォーマルの下から長い足が伸びていた。足首まではうっすらベージュがかっているのに、そこから下はきゅうと白い足袋で絞ったような足。桜色の爪だけが鮮やかな花。
(本文より)
切ない6月の物語、しめやかに鮮やかに開幕です!
ログが流れてしまいましたが(すみません)ブログ拍手ありがとうございました!
皆様の拍手で、連載再開できました! アリガトオオオオオ!
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