空六六六 修行ノ語リ 水無月5話アップ!

 こんにちは、浮草堂です。
 世間ではGWとあたかも本日初夏が始まったようなことを言っておりますが、私の原稿はずっと前から6月だし今月いっぱいはきっと6月だしWEB連載にいたっては今年いっぱい6月じゃボケェ!
 そういうわけで空六六六の修行ノ語り「水無月」5話アップしました! 書いてる私は終わりが見えてるからカビが生えないし腐敗は手遅れですが、ご覧くださってる皆様にはゴールが見えないとリタイアしたくなると存じます。わかる。公開しよう。プロットでは全16話で「水無月」及び第2巻完結となっております。
 どうかお見捨てくださいますな! 丁寧に書いておるだけにございます!

 と、いうわけでこちらからご覧ください。

 小説家になろう
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個人サイトキクムラサキ式
http://zankokusyosan.moe.in/


 精神を怪物と変えた少年と、最上級悪魔【鉄の女王】メフィスト・フェレス。
 刀と銃で紡がれる、現代ファンタジー戦記。
 目に見えないものは存在しない。目に見えるものは必ず殺せる!

 盆地の梅雨というのは忌ま忌ましいとか憎らしいとかそれ以外形容できない季節だ。
 山に閉じ込められた空気は太陽光でスチームされて溜まり、そうでない日はドカドカ雨が降る。
 じっとりと張り付く、不快指数。
 自転車の籠に全部放り込んで、戻り橋の方へペダルをこぐ。
 元はあの世とこの世の境だったと云われる橋。
 現在はコンクリート製の橋の傍らに、小さな児童公園がある。
 この辺りは住宅地だ。京都の者以外は観光地と思っているが。
 ブランコの傍らに古ぼけたベンチがある。
 道着の背中に、縹色の縮緬が垂れ下がっている。出会ったときは前でちょうちょ結びにしていたそれは、今は後ろで縦結びになっている。
 この数週間で、ずいぶんと大きくなった背中。
 七竈は結局、蹴上の師匠宅へ通いで学び、八条の民泊に帰る生活を送っている。「でも時々先生のとこにお泊まりもするよ」とのこと。
 稽古が終われば、篝火の家に遊びに来る。
 蹴上から堀川通りは結構距離があるのだが、とことこ歩いてくる。
 ……もう、とことこというオノマトペが似合う容姿ではない。
「とにかく体をでっかくしろ」という師の方針により、どんどん筋肉質になって。
 儚げな美しさは消えた。
 代わりに、誰もが振り向く華やかな美しさを手に入れた。
 自転車の音に気付いたようだ、ぱっと立ち上がり振り向く。
「かがり火ー!」
 右手を大きく振る。しかし、篝火の視線は左手に奪われる。
「何してんねんお前!」(本文より)


 京の都は花盛り 葬式花の紫陽花が 昔のこころにひやりとさわる


 ログが流れてしまいましたが(すみません)ブログ拍手ありがとうございました!

 皆様の拍手で今週も更新できた浮草堂でした。
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賢者特急~第三便~

 ハロー、エブリバディ。浮草堂です。
 お待たせ致しました。
「浮草堂、一日女子大生になる」堂々の完結編です。
 これまでの記事はこちらから

第一回 大学夢豚 http://kikumurasakishiki.blog11.fc2.com/blog-entry-2015.html

第二回 準備申込 http://kikumurasakishiki.blog11.fc2.com/blog-entry-2016.html

第三回 賢者特急~第一便~ http://kikumurasakishiki.blog11.fc2.com/blog-entry-2020.html

第四回 賢者特急~第二便~ http://kikumurasakishiki.blog11.fc2.com/blog-entry-2022.html

 お前、大学の公開講座に行った話にどんだけ時間かけてんだよとお思いの方もいらっしゃいますでしょうが。
 このブログ記事を書くということは、次の新刊に死亡フラグをそっと近づけたということだ!
 はい! スケジュールのヤバさを超えて、書かずにはいられないこの体験!
 時間をかける価値は存分すぎる!
 過去ログをご確認いただかれましたでしょうか。いただかれてなくともスルーの構えで、授業終了後から入ります!

 公開講座に関するアンケートを長々長々書いていた浮草堂(通信制高校卒の大学夢豚)。長々書きすぎて、生徒が全員帰ったどころか教室の片付けもほぼ終わっておりました。
「すみませっ、すみません! トロトロ書いてて!」
 相変わらずかみかみで謝る相手は、ホグワーツ監督生(としか思えない申し込みメールで親切にしてくださった女性スタッフさん)。
 そう、これから浮草堂は……。
 大学の図書館内部がどうなっているのか教えていただくのです!
 大学の図書館……それは大学夢豚の社交パーティー的場所……。
 しょっちゅうフィクションに出てくるのに、内部構造はさっぱりわからないし入ることもできない場所……。
 その内部を! 教えて! もらえる!
 推しの性感帯くらい! 知りたいことを!!!
 言わずもがなのことと思いますが、この件は大学側のご厚意とスケジュールの一致など、もろもろの条件が重なった上で可能となったことですので、同じことをお願いしても無理な場合がほとんどです。どうか、心にお留めになってご覧ください。
 
 防犯上の理由で、教えていただいたことを箇条書きで。

・かっては図書館という名称だったが、今は学術情報センターに変更された。
・大学関係者以外は入室不可。
・学術情報センターにすべての蔵書があるわけではなく、各研究室ごとにその専門分野に関する図書館をもっている。
・奈良県立図書情報館(旧奈良県立図書館)も、よく研究に利用する。
・公共の図書館のように本棚に並んでいる蔵書もあるが、ほとんどはパソコンで本を検索して書庫から蔵書を出す。
・学術情報センターで読書をしている学生は少ない。もっとも多いのはグループで勉強するための利用。
・語学の棚には留学生のために日本語学習の本もある。

 その蔵書量の規模をわかりやすく言うと!
 ペルシャ語の辞書の置き場所が、書庫ではなく本棚の誰でも読めるところというレベル!
 エルドラドだ!
 知識という黄金がざっくざくだ!
 すげえ! すげえよ大学!
 
 感動のあまり震えている浮草堂に、ホグワーツ監督生からのお言葉。
「情報センターや生協の書店は関係者以外利用できないのですが、一般の方でも利用できる書店も校内にありますのでご案内しましょうか?」
 この言葉を聞いた段階で意識が飛んだので、確かなことは言えませんが……。気が付くと個人経営の古本屋みたいな扉の前にいたので、きっとその書店まで移動していたのでしょう。
 ホグワーツ監督生が「Hさーん」と中に呼びかけてくださいます。
 すると見るからに個人経営の古本屋の店主(いつもニコニコしているタイプの方)みたいなおじいさんが登場。
 こちらの店主、Hさんです。そしてこちらは古本屋ではない書店です。
「では、私は仕事に戻りますね。ぜひ学食もご利用ください」
 さわやかに去っていくホグワーツ監督生。
 子どもが遊んだメトロノームのようにお礼を言う浮草堂。
 ニコニコのHさん。
「公開講座受けたんやって?」
 この言葉を聞いたとき、ふいにボロボロと涙が零れました。
「あ、あの、私、大学行ってみたくて、それで、ここに来たら、皆さん、すごく優しくしてくださって、うれしくてっ……」
 初対面直後に号泣という不審な女です。
 しかし、Hさんは「今は結構ひらかれてるから、そんなに格式張ってないで。あ、そや、名刺渡しとくわ。ここで買(こ)うたら20%オフで本買えるから、いつでもおいで」
 何度もお礼を述べて、文庫を3冊購入しました。
 いつでも来れる。
 いつでも来れるんです。大学に。
 いつでも、こんな素敵なところに来れるんです。
 大学の人はやさしい……。
 またボロボロと涙が零れましたが、学食にそんな顔で行っては不審者(激)。いそいで涙をぬぐって学食に行きました。
 学食……! そこも行きたすぎる! ミシュラン三ツ星フレンチより行きたい!
 
 学食に入って。
 ……? ビュッフェ?
 ビュッフェのようにいろんなおかずや白米やお味噌汁が並んでいます。
 しかし、それら一つ一つに値段が書いてあるので、ビュッフェではなさそうです。しかししかし、おかず類には値段が書いていません。
 ?
 浮草堂、わからぬことは、すぐに聞く。
 奈良女子大学の学生らしき女の子に、「すみません、これはどうやってお金を払うんですか?」
 女の子によると、値段が書いてある料理はその値段を払い、書いていない料理はレジでグラム数を計ってもらってその重さによって支払うとのこと。
 さらにお皿が置いてある場所まで案内してくれました。
 やさしい……。大学にいる人、みんなやさしすぎる……。リンゴ食べまくってもエデンを追放されないわけだ……。
 置いてある料理は何やらオシャレなメニューばかり。おお、女子大っぽーい。
 しかし、お味噌汁の鍋には「具をよそいすぎないように」、白米のおひつには「山盛りにしすぎないように」の注意書き。おお、大学生っぽーい。
 そして浮草堂が真っ先に手に取ったのは
 大学生協コーヒーミルク
 これだよこれこれ! 大学生協ってドーンと書いてあるヤツ!
 それからお味噌汁の隣にあったよくわからんスープ(よくわからんものは食べたくなる)と、白米と、おかずをちょっとずつ。
 レジを通って、いざ昼食!
 うまーい!
 うまいよ! なにこれめっちゃうまい! おいしい! 学食っておいしくて安い! 大学すげえ!

 何気なくレシートを見ると。
 なっなにこれえええええ!
IMG_20171014_164711.jpg(クリックで大きくなります)
 
 えっ、栄養素とか全部計算してくれるの!? えっカロリーたったこれだけなの!? えっすごい! すごすぎる! 大学すげえ!
 まわりを見回すと、「ぼくのかんがえたさいきょうの女子大生」ルックの学生は一人もいません。
 と、いうか圧倒的ジャージ率。
 ここでやっと気づいたんですけど、この日は土曜日だったんですよね。
 つまり、ここにいる学生はサークル活動のために来ている人がほとんど。そりゃジャージだらけになるわけです。
 満腹満足。ごちそうさま!

 そろそろ帰らないと雨が本格的に降りそうです。
 うん! 出かける段階で小雨だったのに、ノート問題で慌てすぎて傘忘れた!
 しかーし、目の前には謎の着物がいっぱい飾られている空間が。
 行くしかない!
 そういうわけで室内を覗いてみました。
 おお、これは……。
 卒業式の袴レンタルの展示室だ!
 にこやかな業者のおばちゃん。
「どうぞゆっくり見て行ってくださいね」
「あ、お金持ってないんですけど」
「いえいえ、どんどん見てください。今年卒業?」
 ……。
 確かに「ぼくのかんがえたさいきょうの女子大生」ルックで来たし、一日女子大生を満喫した。
 しかし……22歳前後と間違われるのは30歳女性としてちょっと微妙だ! 25歳だったらうれしいけど! 22歳は微妙!

 こうして浮草堂の一日女子大生は終了しました。
 
 帰宅後、ふっと聞きたくなったこと。
 今まで「ぜんぜん勉強しなかった」としか聞いていなかった母の大学生活ってどんな風だったんだろう。
「お母さん、大学でどんな勉強してたの?」
「幼児教育学科や」
「いや、学科じゃなくて、こう、授業の内容とか」
「ああ。あたしは採用試験は小学校しか受からへんかったけど、幼稚園の先生なる勉強しててな」
 手作りの絵本をデザインから考えて作った話などを。楽し気に語る母。
「でもな。やっぱりもっと勉強しとけばよかったって卒業して思たわ。美奈の学校もな、惜しいことしてしもたなって。○○(中学校名)があんなにあかんなんて知らんかった。学校にこだわらんと、塾に行かせたったら奈良女くらいのとこ行けたやろに」
 母の長い後悔。
 決して取り戻せぬこと。
 胸を突かれて、そして満ちる。
「じゃ、お父さんはどんな作品があんの?」
 今まで無駄に進学したと思っていた、父親の私立芸大文芸学科。確かにものにはならなかったかもしれないけど、どんな作品を書いていたんだろう。
「え、えっとな。高校のころに書いたってエッセイ読ませてもらったけど、結構おもしろかったで」
「いや、大学で。5年も行ってたんだし」
「え、えー……あのー……」

 ……作品ゼロということが判明しました。
 
 なんでだよ! なんでちょっといい話で終わらせてくれないんだよ! なんで5年も創作に専念できる環境でなんにも創ってないんだよ! なんでやっぱり親子仲が気まずくなってこの長い連載が終了するんだよ! ロンドンから成功の電報を打たせてくれよ沢木耕太郎みたいに!

 後日談ですが、数日後ホグワーツ監督生がメールをくださいました。
 そこには、学生でなくとも入室できる図書館がある大学の名前。
 ありがとうございます、大学の皆様。
 その後もちょこちょこ公開講座を受講しております。

 それでは。
 エブリバディ! 最後まで読んでくれてありがとな! またなんか書いてくからよろしくだぜ! グッドラック!

WEB拍手ありがとうございました!

 4月19日 12時
にパチパチくださった方

ログが流れてしましましたが(すみません)、ブログ拍手ありがとうございました!

 皆様の拍手で飛光を追いかけ続ける浮草堂でした

賢者特急~第二便~

 新入生の皆様、ご入学おめでとうございます。ご卒業から2桁の年月が経過した浮草堂美奈(通信制高校卒)です!
 前回、ノートの取り方を知らない私に、英文だらけのプリントが渡されて授業開始のところでカミングスーンとなっておりました、浮草堂、一日女子大生になるですが、覚えておいででしょうか?
 覚えてない?
 ご安心ください! リンクはこちら! 後、カミングスーンって使い方あってるんですかね!?

第一回 大学夢豚 http://kikumurasakishiki.blog11.fc2.com/blog-entry-2015.html

第二回 準備申込 http://kikumurasakishiki.blog11.fc2.com/blog-entry-2016.html

第三回 賢者特急~第一便~ http://kikumurasakishiki.blog11.fc2.com/blog-entry-2020.html

 ご覧いただけましたか? いただけてなくてもスルーの構えで前置き終了本編スタートです!

1月13日ブログ写真1(クリックで大きくなります)

 公開講座のポスターがこうなっておりましたように、二人の先生が順番に授業なさるこの講座。
 まあ、こうなっていたけれど、私がそれを知ったのは当日会場にてですね!
 と、いうわけで最初の授業はイギリスのエンブレムについてです。
 エンブレム……ヤクザの代紋とかだよな? たぶん。
 先生がスクリーンにプリント(帰宅後これの真名はレジュメと知る)と同じ画像を写し、この画像にどんな意味があるかを解説。
 開始5分で感動。
 誰も……私語をしない!!!
 ヤバい。何この素敵空間。誰一人騒がない。騒ぐどころかしゃべらない。教室がうるさくない。居心地がいい!!!
 かなり本気でこれはすべて幻覚ではないかと思いましたが、現実のようです。なぜなら……まだ私のノートは白紙だから!
 大学生が持ってそう(ドリーム)で無印良品のノートを買ってきましたが、まさかの受付で大学オリジナルノートをいただけたんですよ。
 それが白紙! このまま終了しては慙愧に堪えない(極)! ノートとはどうやってとるんだ!
 心の中で激しくヘドバンして、ノートの取り方を思いつこうと20分。
 出てきた! ノートの取り方!
 先生が言ったことで、難しいことや大事なことや覚えにくいことをメモればいいんだ!
 小説のネタ帳とおんなじだ! ヘドバンしたらアイデアが落ちてくる! 大学すげえ! 頭が打ち出の小槌になる!
 ウキウキノートをとっていくと、なんとなくエンブレムの意味がわかってきました。
 画像に書かれたモチーフや文章から、コピー(~にご用心! みたいな)を伝えるもの……かな?
 かなりのふわふわっぷりですが、そこは
 大目に見ろ(震え声)
 なんだか皮肉っぽいコピーが多いのはお国柄でしょうか。あるいはヘタリアの先入観でしょうか。
 授業が終わって質問コーナーに。
 何か知りたいことはありませんか? とおっしゃる先生。
 ……あります!
 でも……手を挙げて先生に質問してよいのでしょうか……。そんなことしたら罵詈雑言を他の生徒から浴びせられるのではないでしょうか……。私が本物の学生の頃はずっとそうだったのですが。
「ちょっとよろしいでしょうか?」
 おお! 手を挙げたおっさんがいた!
「街中にあるですね、道路標識なんかもエンブレムと言えるのでしょうか」
「そうですね。広い意味ではあれもエンブレムの一種です。絵に意味をもたせるというものですから」
 ……! 大丈夫だ! 誰も罵詈雑言どころか口を開きすらしない! おっさんありがとう! 私も手を挙げるよ!
「えと、あの、今回教わった……16世紀のエンブレムはキリスト教……とか、ヨーロッパのモチーフが……その……多いようなのですが……、時代が、その……進むにつれて、東洋とか……そのヨーロッパ以外のモチーフも使用されたりするのでしょうか? ……でなかったら……そういうのは使ってはいけないルールとか……あるのでしょうか」
 かみすぎだろ! ってつっこんだ方! 甘い! 実際はこの百倍かんでた!
「それは現代にいたるまで、という意味ですか?」
 うおおお! こっちの言えなかったところ補填してくれた! だいじょうぶ!? ちゃんとノーベル賞候補になってますか先生!?
「はい。航海技術などが発達して、ヨーロッパ以外の地域も身近になっていったことで、東洋などのモチーフも使われるようになりました。特に使ってはいけないというルールはありませんよ」
「ありがとうございます!」
 もう暴風のごとくノートに書きましたね! シャーペンがT.M.RevolutionのPVばりに吹き上げましたね! バトる秋のblizzardでしたね!
 歓喜に浸っているとき、突然の不機嫌そうな大声。
「エンブレムか! ふん! エンブレムね!」
 なんと、さっき手を挙げたおっさんです。
 ふんぞり返るような姿勢に変わって、上記の言葉を突如。
 や、やはり来るのか、質問したら教室中から罵詈雑言が。
「エンブレムね!」
 来ませんでした。おっさんが一人で大声出しただけで、教室中がスルーしました。
 っていうか、このおっさんも「エンブレムね!」しか言わないので私に対しての罵声というより……。
 何にムカついてんだこのおっさん?
 なんだかわからんが、このリンゴをむさぼり倒しているエデンを荒らすとは、なんて悪党だおっさん。許さん。許さんぞ。
 私の手のひらがえしは「瞬神」だ!
 
 スルーしたまま次の先生へ。
 ここで浮草堂の派手な勘違いが判明。
 想像していた授業内容→文学としてのシェイクスピア
 実際の授業内容→演劇としてのシェイクスピア
 つまり、シェイクスピアのセリフやストーリーより、舞台設備や客層についての授業でした。
 ヤバい……一ミリも知らなかった世界パート2だ……。
 超おもしろいよぉ! ヤバーい!
 知らないことを知るのってマジ楽しいんだなあ。
 今回はプリント(レジュメ)の英文にちょこちょこ日本語訳を記したり、かなり忙しいです。
 ここにいる人はみんな英語読めるんだなあ。大学すげえ……。
 後日談になりますが、この授業で興味を持って読んだ、「7人のシェイクスピア」という漫画がマジおもしろいのでリンク貼っときます。

シェイクスピアが売れずこけて常に処刑と隣り合わせで破産に向かってまっしぐらだけど、カッコマッド劇作家チームだから!
 そしてほんとに誰も私語をしない!
 エルドラドだよ! リンゴ食べ放題エデンだよ!
 今回も質問コーナーはありましたが、ノートをとるだけで精いっぱいだった浮草堂は挙手せず。

 授業終了!

 あああああ……ヨかったよぉ……。
 と、ここでさっきのおっさんが先生に何か質問をしています。
「ウィリアム先生の本によりますと」を連呼。
 お、このおっさん推しシェイクスピア研究者がいるシェイクスピアヲタクか。
 授業おもしろかったし、その研究者の本読みたいな。
 先生が去った後、おっさんに話しかけました。
「あの、すみません。さっきウィリアム先生って聞こえたんですけど、本でおすすめの本があったら教えていただけませんか?」
「ああ、それでしたら四大悲劇は絶対です」
 え、ウィリアム先生ってウィリアム・シェイクスピア?
 同じ名前の違う人かと思った。やっべ、賢者タイムでぼんやりしてたぜ。
「あ、いえ、シェイクスピア先生の研究書で……。できれば初心者向けのを……」
「ああ! それやったらね!」
 英語のウィキペディアを印刷したのを出して見せてくれるおっさん。
「この人とか! いいですよ!」
 ……。
 いいヤツじゃん。
 繰り返す! 私の手のひらがえしは「瞬神」だ!
「すみません、ちょっとメモしていいですか?」
「どうぞどうぞ」
 さっきは悪党とか言ってごめんなおっさん。あんたは良い誘惑の蛇だよ。無学のイブりんご丸のみだよ。
「あの、図書館で本探したいんですけど、この綴りはカタカナで読むとサミエルさんですか? サムエルさんですか?」
「カタカナで書けばいいんじゃないですか」
 えっ。なんか吐き捨てるように言われたんだけど。今の怒りどころどこだったの? このおっさんの怒りのツボがわかんねえ!
 スマホアプリ「読書メーター」で検索すると、サミュエル・ジョンソン先生でした。
 怒りながら行っちゃったけどありがとうおっさん! まだ読めてなくてごめんな!
 
 さて、授業も終了しましたし、読者の皆様もやっと完結かと胸をなでおろしておられることでしょう。
 
 残念だったな!
 季節を越えてのこの当日編! 沢木耕太郎の東京を飛び出し路線バスでロンドンへ向かう旅に置き換えると、まだ中東のあたりだ!
 次回「賢者特急~第三便~」サブタイトルは飛光よ! つまり堂々完結です! 全俺が泣いた感動の実話をお楽しみに!

ブログ拍手ありがとうございました!

 4月6日 4月7日
 にパチパチくださった皆様。

 皆様の拍手で喜びが深夜特急な浮草堂でした。

空六六六 修行ノ語リ 水無月4話アップ!

 これを書いてる今は昼間だけどこんばんは! 同人のアイドル☆美奈ちゃんだよっ☆(予約投稿に合わせる意識の高さ)
 
 さてさて、「空六六六」修行ノ語リ「水無月」第4話をアップしました。
 今回は、伊豆の踊子ならぬ吉野の踊子ごっことして、旅館に滞在して書き上げました。楽しかったー!
 詳細をつっこむと温泉旅館ではなく、実質は完全に民宿なところに数日間の宿泊というところからつっこまないといけなくなります。
 おわかりですね? つっこんではいけない! だいたいリアルで川端康成すると何か月も無銭滞在しなくちゃいけなくなるから!
 そんなスリリングな状況で書けないから!
 さっきもちゃんとクレカ決済できてるか確認したところだから!

 と、いうわけで

「空六六六」

 精神を怪物と変えた少年と、最上級悪魔【鉄の女王】メフィスト・フェレス。
 刀と銃で紡がれる、現代ファンタジー戦記。
 目に見えないものは存在しない。目に見えるものは必ず殺せる!

 小説家になろう
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個人サイトキクムラサキ式
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「陽炎お兄ちゃん……?」
 男特有の艶めいた低い声。アンバランス。既視感。否。既に見知った人物。
「なんや、お前か」
 七竈であった。生きていたのか。意外だ。
 隣で弟が嬉しそうなゾンビといった体(てい)で立っている。
 ああ、こいつは七竈に惚れとったな、と思いながらスルーする。
「兄貴、なんで男やって教えてくれへんかったんや」
「自分で気づけ、アホ」
 年の離れた下の子らしい発言だが、こちらも兄らしく冷たく対応する。惚れた相手の性別くらい気づけアホ。
「で」
 長身の女に向き直る。白磁がごとき白い肌、ゴシック調ドレス。顔のパーツがどれも品の良いつくり。こちらの方が人間らしい。
 しかし、人間ではない。
「なんでおんねん。メフィスト・フェレス」
「土御門の。運というのは自分で引き寄せるモンや。しかし、運が良かったときの感謝の心を忘れたらあかんぞ」
 人を叩き起こしておいて、何をしみじみ語っているのか。まあ、七竈とこの女が一緒に来た地点で、良からぬことをしでかしたのであろう。
「メフィスト、陽炎お兄ちゃんの知り合い?」
「ああ、先代のころから仕事でなぁ」
 親しげな口調。男女の関係ではない親しさ。
 呪い持ちか。
 ふいに嫌な感覚を覚える。感情ともいう。哀しみともいう。
(本文今回更新分より)

 少年時代の苦い過去。それを活計(たつき)と変えた後。小さ子がまた少年となりて蘇る。

WEB拍手ありがとうございました!
3月22日 5時
3月31日 21時
にパチパチくださった皆様

ログが流れてしまいましたが(すみません)ブログ拍手ありがとうございました!

皆様の拍手で今月も更新できた浮草堂でした。

賢者特急~第一便~

 お待たせしました!「浮草堂、一日女子大生になる」の続きです!
 
 前回、公開講座当日になってノートの取り方を知らないことに気づくとという、かなり気になるところで終わっていましたね。
 え? 覚えてない?
 実は私もそうでした。確認のためチェックしたURLはこちら!

第一回 大学夢豚 http://kikumurasakishiki.blog11.fc2.com/blog-entry-2015.html

第二回 準備申込 http://kikumurasakishiki.blog11.fc2.com/blog-entry-2016.html

 はははは、第一回にクリスマスとか書いてますね。はははは、これ、春雨の最中に書いてるんですけどね。

 と、とにかく、大学ドリームが激しい夢豚が、大学の公開講座を受けて一日女子大生になった話です。

 いろいろツッコミたいその気持ちは雨に流して、大学の当日へ参りましょう。
 
 当日朝。 
 ノートの取り方を知らないと気づいた浮草堂美奈(通信制高校卒)。
 推測ですが、ノート取れないと授業内容がわからない気がします。
 このままでは、大学夢豚が大学飛べない豚になってしまいます。
 しかし! 我が家には強い味方が!
 浮草堂の両親は小学校教諭同士の職場結婚!
 親父はあの世ですが、ママンは現世。
 勉強の仕方を教えるのが仕事だった職歴です!
「お母さーん。ノートってどうやって取るのー?」

 一時幕。
 
 (ハイライトが消えた瞳で)……ママンもノートの取り方なんて知らないし、だから高校で落ちこぼれたそうです。
 いや、まずいね! まさかの親子仲が悪くなってターン終了だね!
 え? 大学ドリーム設定が破綻? 戦国BASARAも夢ジャンルとしてあるから問題ないね!
 あっ雨が降ってきたね! まずいね! 「ぼくがかんがえたさいきょうのじょしだいせい」のバッグ。白の布製トートが濡れちゃうね! 中身もろとも! 対策を練ろう!
 バッグの中にライトオンのビニール袋を入れて、耐水仕様に。
 これ、ただのライトオンの帰り道ルックなんじゃ……、という思いが頭をよぎりましたが……。
 行くぞレッツゴー女子大生! 伊達にイノシシやってねえ!

 県外ではあまり知られていないことですが、奈良県にある国立大学は奈良女子大学です(教育大除く)。
 旧奈良女子師範学校。現在ではレアな国立の女子大です。
 その門の前に立ちすくむ大学夢豚。
 ……門がいっぱいあって地図が役に立たないよ……。
 正門からすぐみたいだ! それはわかる! だが正門ってどれだ!? 人類はなにをもって正義と断ず!?
 まずい。まずいぞ。このままでは遅刻だぞ。せっかくの一日女子大生を遅刻で始めてどうする。
 ん? よく見ると駐車場の料金所みたいな建物があるぞ。もしやこれが守衛室か。
 ビンゴでした。
 守衛さんにきいた結果。目的地の真ん前にいたことが判明しました。
 人類はこのハウステンボスにありそうな門を正義と断ずるか!
 キョロキョロしながら建物内へ。
 すげえ! パウダールームがある! さすが女子大だぜ!
 受付で名前を申告します。
 担当の方の名札を見て驚愕。
 あの申し込みの時、めっちゃ親切にしてくださった方だ!
 えっ若っ!
 マクゴナガル先生になにわのヒョウ柄マダムを足したような方を想像してたのに! 若っ!
 私より年下のレディじゃねえの!?
 すげえ、監督生からそのままホグワーツに就職だきっと……。
 こちらはノートの取り方すら知らないのに……。マグルの血が入ってないくせに知らないのに……。
 そーっと教室に入ります。
 映画が変わった! バックトゥザフューチャーだ!
 浮草堂の夢設定では、大学とはアコーディオン型で階段状に机が並んでいる教室で授業だったのですが……。
 プラスチックの長机にプラスチックの椅子。小中学校のころとあまり広さが変わらない……。
 バックトゥザフューチャーで見た教室そっくりでした!
 あ、あれ? 黒板がない!
 え、黒板がなくてなんかスクリーンが設置されてるよ?
 え、これどうやって授業するの?
 狼狽しつつ、前の方ではあるものの最前列ではなく隅っこという当てられにくい席へ。
 何? 前回、あわよくば褒められたいとか言ってなかったかって?
 配布されたプリントがほぼ英語オンリーだった! そんな気持ち消えた! 大学ドリーム訂正! 大学生は英語で日常会話できるどころではない! 英語を読み書きできる! すげえ! 上方修正だ!
 教室をぐるりと見渡せば、半分以上を占める初老男性。
 生徒らしき女性は2、3人しかいません。
 そして、皆様、赤青黒の三色ボールペンをお持ちです。
 そんな中一人だけ、シャープペンシルと消しゴムとボディランゲージしか装備がない浮草堂。
 苦学力行授業編につづく! 


 WEB拍手ありがとうございました!
 3月13日 10時
 にパチパチくださった方

 ログが流れてしまいましたが(すみません)ブログ拍手ありがとうございました!

 皆様の拍手で深夜特急に生きられる浮草堂でした。
プロフィール

浮草堂美奈

Author:浮草堂美奈
小説書きが何か日々喋ってます。
サイト キクムラサキ式
サイト、小説家になろうに小説掲載中。
同人誌即売会にも、不穏な小説を引っ提げ出没します。

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